CD4曲目はタイトルチューンである「Dear Friends」
アルバムの4曲目って、4番バッターみたいなイメージです
1stのLetters from Home,2ndの茜色も

そんなDear Friendsですが、今回のレコーディングで1番苦労した曲でした
お聴きいただくとわかる様にとてもシンプルで、初見で演奏できるくらいの旋律なんですが。。。
自分がイメージする雰囲気にならない

先ず、最初の1音目で「あぁ〜」ってのが連発
サックスを吹いていない方には、ちょっとマニアックな話ですが
この曲、とにかく「ド#」が多い!
出だしも「ド#」

私にとって、音色も音程もコントロールに苦労する音なのです

違うキーでもやってみましたが、やはりこの曲はこのキーじゃないと

曲って、キーが変わると雰囲気がガラリと変わってしまうんですよね〜
普段、レッスンでは偉そうに「ド#」を指導してるんですけれどね(生徒さんごめん!私も苦労してます)
「ド#」1番簡単で1番難しい音、でも、本当は1番良い音(のはず)なんです
実はこの曲ではもう一つ大きな苦労があったのですが、それはまたいつかライブの時にでもお話しできたらと思います
話は曲に戻ります
タイトルのFriendsは、もちろん友達という意味ですが
いつも一緒に演奏してくれる仲間、聴いてくださっている方々、お世話になっているたくさんの方々に感謝の気持ちを込めて演奏しています。
「Dear Friends」ちょこっと紹介♪
CDでは10曲中9曲目、すなわちコンサートのラストの曲というイメージです(10曲面はアンコール曲)
ライブの最後にみんなで盛り上がれる曲があるといいな、という気持ちからオーダーして生まれた曲です
「わかりやすくてノリやすい」がテーマです
それまでの雰囲気とはガラリと変わって〜まさに「いきなり」なんです(笑)
そして、最近この曲をCDで聴いていて感じたのが、吹奏楽に合うのでは?と。。。
振り付けなど考えて、子供達が踊るっていうのも想像したり。。。
妄想は膨らみます
そんな「いきなり」楽しい(=楽園=パラダイス)曲です


最近のライブではラストの定番となりつつあるこの曲、是非「いきなり」をライブ体験にお越しくださいね


※本文と写真は関係ありません(笑)
オリジナル曲は後々タイトルが付く事が多いのです
時にはお客様のアイデアをいただいたり、演奏を重ねていくうちに決まったり。
この曲は最初からタイトルが付いていました
コンポーザー西川氏曰く「人は皆旅人」
旅には楽しい事だけでなく辛い事や大変な事もあったりしますよね
私の中でこの「旅人」は最初から父のイメージでした
父は、昭和〜平成、少しだけ令和も
いつも全力で一生懸命でした(家族を叱る時も全力 笑)
決して諦めず弱音を吐かないところは本当に尊敬しています
そして生涯現役を貫き長い人生の旅を終えました
そんな父に捧げるべく、最後のお別れ時はこの曲でお見送りしました
3rdアルバム曲解説第2弾は、1曲目の「桜ノ都」
アルバム制作当初からこの曲を最初の曲にしようと決めていました
ジャケット写真も桜

ジャケット写真はスタジオではなく地元ロケで

と決めていて
多忙な方々に無理をお願いして2年前の春に撮影しました

「桜」というタイトルから想像する
和風な感じや儚さ、切なさ、という曲イメージではなく
私が想い描く桜の「強さ」「大らかさ」「優しさ」「美しさ」「潔さ」をイメージして演奏しています
桜って、私が憧れる「内面の強い素敵な女性(母)」の様だなって思います
そして都とは私の愛する奈良の事です
サビの部分は春の嵐(風)に桜の花びらが豪快に潔く舞い散る様子を感じていただけると嬉しいです

新しいアルバムをリリースして1ヶ月半が経ちました
1枚目も2枚目もそうだったのですが、私のCDにはライナーノーツ、所謂曲解説のようなものがないのですよね。。
今回は1st album同様全曲オリジナル、しかもインストは何かと伝わりにくかったりしますよね
それぞれの曲にまつわるお話?などこちらで解説していきたいなぁと思います

先ずはラストの曲から
「I'll Get To One Chance」
アルバム1枚通して、コンサートの様になればいいなぁと思っています
ので、ラストの曲はアンコールのような気持ちで収録しています
この曲は以前演っていた「ギタピス」というファンクロックインストバンドの曲で西川氏のオリジナルです
今回私のひとりアカペラトリオにアレンジしてみました
西川氏が以前飼っていたワンちゃんが天国に召された時に作曲された曲で、その気持ち通りとても切ないメロディです
元々は「ありがとうワンちゃん」というタイトルでしたが、ライブでこの曲を演奏、タイトルを紹介する度にしんみり

そこでタイトルをもう少し間接的なものに変えては?ということになり
ドラムのK氏が「あいるげとうわんちゃんす」これでどや!
「それ、えぇやん!」みたいな流れでこのタイトルが決まりました
決して英語ではないのです(笑)
K君、いつも物静かでクールなのですが、たまに面白いことや良いアイデアをこそっと言ってくれます
2012年末のライブ以来、バンドメンバーで集まっていませんがみんなそれぞれのシーンで大活躍されています
私は、あの活動があったから今があるのだと思っています(まだまだですが

)
オリジナル曲の大切さ、難しさ、良さ、バンドやライブの大変さや楽しさ、音をしっかり出す事などなど。。たくさん学びました

そんな「ギタピス」とメンバーに敬意を表して。

2012,12